
卵管理然り、初令幼虫管理然り。
昨年末頃から、カワラ菌糸使用種の弱令幼虫管理で
☆にしてしまう方の記事をいくつか見かけましたので
昨年春頃から自分がやっている管理方法の公開をば。
用意するものは割り出し時に幼虫(もしくは卵)が覆われていた
マットや材の一部と、カワラ菌糸、そしてプリンカップかブロー容器など。

普通はこのように菌糸を瓶に入れて詰めていくのですが

自分はこのままにしちゃいます。
菌糸は詰めず、ふわっと容器に投入し
そのままトントンとならす程度で管理します。
その後約1週間は温度管理・・
すると菌糸がしっかりとまわったように見えても
実は中はグズグズのままで、指もすんなりと
入っていく程の柔らかさのままなんですね。
菌がまわったら穴をあけ、そこへ幼虫(または卵)を
マットや割り出しクズと共に投入します。
自分はこの「ふわふわ菌糸瓶」を使った管理を始めてから
タランドゥスやレギウス等、殆ど初令幼虫で落とさなくなりました。
他にも半分菌糸、半分マットにしたり
ブロックや菌糸瓶産卵をさせる方もいらっしゃいますが
「菌糸=硬く詰める」という既成概念を壊し
あえてふわふわに詰める事で
初令落ちを極度に抑える事を実現しています。
(しかも成長が早い!)
ふんわり菌糸の弱点は、劣化が激しい事や乾燥に弱い事。
ただ個人的には1ヶ月しか入れておかないので
丁度良いと思っています。(割り出しも超楽だしね)
ま、自分の家の環境で一番合ってるってだけなんですが
これで1ヶ月管理してから同じ菌糸を使った瓶に入れると
暴れもなく、すんなりと食べていってくれています。
今回はローゼンの管理でこれを実行しましたが
年末にファンシアーズサイトさんから頂いたメールでも
これに似た管理をされてました。流石、光田さんです。
しかし自分で突き詰めていき、最終的に他の方も
同様な管理になったのでこの方法は凄く納得できますね。
もし初令の管理で悩んでいらっしゃる方がいましたら
是非一度お試し下さい