
イケメンビ~ム!
第一回TBHの際、しゅうさんから頂いたクルビSSPが
無事に(?)羽化してきました。

イケメンじゃのう。
独特の内歯はこの亜種最大の特徴ですね。
しゅうさんトコで羽化してきていた個体も立派ですが
なかなかどうして、こちらも普通に羽化してまいりました。

サイズは最大で74mmちょいですが
しっかり測ると73.5ってトコじゃないでしょうか?

メスも立派に羽化してきました。
飼育してみて掴んだクルビSSPの特徴ですが
低温でも高温でも、ソコソコのサイズには成長してくれる上
それほど菌種もシビアではないみたいです。
普通のヒラタケ・クヌギの瓶でも70は越えてくるみたい^^
(むしろカワラでやった方々は良い結果出てないそうで)
そして注意点!
他の飼育者の方にも多数お話を伺いましたが
菌糸瓶内で羽化させると羽化不全が非常に多いようです。
どうやら羽化する際に出す水分が他のドルクスよりも若干多く
菌糸瓶の環境が一変してしまうほどに過湿されてしまうみたいです。
そのため上翅にディンプルやシワができやすくなり
最悪ベコベコに羽化不全をおこしてしまうようです。
(上の画像参照。瓶内羽化個体はシワが出やすい)
この亜種、自然界では特に水はけが良い材の中で蛹化するみたいで
菌糸瓶とはかなりの差があるようです。
スポンジ製の人工蛹室なんかも悪くないんじゃないでしょうか?
ちなみに高湿度環境で飼育をされていた方に聞いた話で
人工蛹室に移した個体だけが完品で、他は全て羽化不全だったという話も。
故に、一番手っ取り早い対応策は、蛹化したら人工蛹室へ移す事。
人工蛹室で羽化させた方が綺麗に羽化する個体が多く
非常に落ち難いみたいです。
まさに掘り掘りが大好きな方向けのクワガタじゃないでしょうか?